大きなツリーや華やかなリースもいいけれど、今年はちょっと趣向を凝らして。キュートでナチュラルなモチーフのオーナメントを手作りしたら、いつもよりあたたかなクリスマスになりそうです。
◆オーナメントをインテリアに
クリスマスといえばクリスマスツリー。部屋に立派なモミの木を飾るのは憧れますが、大きなツリーを飾るスペースはなかなか取れません。そこでツリーに飾るオーナメントを部屋に飾ってみてはいかがでしょう。
たとえば、キラキラとした輝きが美しいボール型のオーナメントは、飾るだけで家の中をクリスマスムード満点に華やかにしてくれます。
「ニッセ」や「トムテ」と呼ばれる北欧の妖精をモチーフにしたオーナメントは、とんがり帽子や白いひげがほっこり愛らしい雰囲気。サンタクロースを助け、幸運をもたらしてくれる存在です。
「ヒンメリ」は、麦わらやストローを使った北欧の星形オーナメント。“光のモビール”とも呼ばれ、幾何学的なデザインとナチュラルな素材がスタイリッシュです。雪の結晶をイメージしたオーナメントは、ロマンチックな美しさを醸し出してくれるでしょう。
◆やさしい雰囲気を楽しむ手作りオーナメント
オーナメントを飾るなら、お気に入りの素材や形を選んで、手作りするのもワクワクして楽しい時間です。紙素材を使ったオーナメントなら、失敗しても大丈夫。厚紙を好きなモチーフの形に切り抜いて、色画用紙やトレーシングペーパー、和紙、マスキングテープなどでデコレーションすれば完成です。
フェルトや毛糸を使えば、もこもことした厚みと質感が温かみを感じさせてくれます。ツリーやサンタ、靴下などの定番モチーフをいくつか作って、モビールのように飾るのも素敵。松ぼっくりや麦わらなどのナチュラル素材でミニリースを作るのもおすすめ。西洋ヒイラギをあしらえば、本格的なクリスマスムードを演出できます。
◆クリスマスを味わう…飾り方にも一工夫
お気に入りのオーナメントが完成したら、飾り方にもこだわりたいものです。
ベロアや金糸の入ったリボンで、オーナメントを連ねて飾れば、クリスマス仕様のガーランドが出来上がり。窓辺や天井に弛ませて飾りましょう。
立体感のあるオーナメントは、キャンドルスタンドと一緒に置くのも素敵。炎で揺らめく影もインテリアになります。サンタクロースやプレゼントモチーフをスノードームとともに並べれば、それはまるで北欧のクリスマスの世界。部屋のフォーカルポイントになりそうです。
◆クリスマスといえば…ジンジャーブレッドマンにも挑戦
オーナメントのモチーフとして有名なのが「ジンジャーブレッドマン」。シンプルでどこかユーモラスな人形のクッキーの形が目に浮かぶ人もいるでしょう。
ジンジャーブレッドマンは、無病息災を願って作られるようになったと言われています。イギリスのヘンリー8世が、風邪予防のために生姜を食べるのを広めたこともあり、人のカタチはヘンリー8世をかたどっているという説も。素朴で味わいのあるクッキーは、今もクリスマスを彩る名脇役です。
この冬は本物のジンジャーブレッドマンを作ってみてはいかがでしょう。材料はとてもシンプルで、小麦粉と卵、重曹、グラニュー糖に、おろし生姜とシナモン、クローブを加えるだけ。ジンジャーブレッドマンのぬき型で生地を成形したら、180度のオーブンで10分ほど焼けば出来上がり。アイシングで目鼻やボタンをつけたら、さらにかわいらしく仕上がります。クリスマスのプチギフトに
もいいですね。
部屋のインテリアにも合わせたこだわりのオーナメントで、居心地のいい特別なおうちクリスマスを楽しみましょう。